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発言記録

平成28年2月定例市会 行財政局 2016.3.23 更新
神戸市外国語大学について
(1)多様な地域貢献
神戸市外国大学では、中期目標に「地域貢献」を掲げて、オープンセミナーの開催や、小中高校教員に対する英語のスキルアップ研修など、様々な地域貢献に取り組んでいるとのことですが、代表質疑でも申し上げたように、神戸市外大の知名度アップを図り、今後の大学経営を戦略的に進めていくためには、地域貢献の取り組みを一層推進していくことも大切だと思います。
 すでに図書館の市民利用なども始めていますが、期間も時間も限られていますし、対象年齢も学生対象だからか18歳以上と限られているので、社会人学生が子供同伴で利用することはできないようです。オープンセミナーなどをさらに充実させ、さらなる知的好奇心を満足させることのできる「地域に貢献する大学」として存在感をアピールしていくためには、図書館の市民利用のさらなる拡大は大変有効だと思います。
 地域との交流は学生たちの神戸への愛着を醸成し、市内就業につなげていくことも考えられます。より多様な地域貢献のあり方について検討すべきだと考えますが、ご見解をお伺いいたします。

(再質問)
私はボランティア通訳の活動で、クルーズ客船が神戸に入港した時など、観光案内のボランティア現場で神戸市外大の学生さんたちとご一緒することがあります。
外国語が得意な神戸市外大の学生たちは現場でも頼もしい存在です。しかし現場では神戸のこと、日本のことについて観光客から質問されますので、もう少し観光情報などを事前に勉強してきてくだされば百人力だなあと思います。
ボランティア現場から、良かった点、反省すべき点などの指摘を受けて学生たちにフィードバックすることは学生たちの成長を助け、さらなる活躍につながると思います。
大学として、地域と関わる学生の活動を推進するうえで、心構えを含めた学内での事前の準備、事後の振り返りが重要だと思いますが、いかがでしょうか。

(要望)
地域の防災活動に学生が積極的に参加している大学もあります。地域で防災活動に一緒に取り組もうと思えば、防災について自分たちなりに学んでから現場に出ていかなければなりません。
地元の消防団活動に参加したことで、神戸市消防局に就職したという方にお目にかかり、大変頼もしく感じたこともあります。
大学を卒業したら神戸を離れてしまう人たちが多いという現状を少しでも打開するために、学生たちが神戸に愛着をもてるよう様々な工夫をしていってほしいと要望いたします。
2)学生の確保
市主催の市民向け講座などで実施しているような一時保育についても、一定の自己負担を前提として学生向けにも実施してはどうでしょうか。2部をもつ神戸市外大は社会人にも大きく門戸を開いているという素晴らしい特徴を持っていますから、その特徴を活かして「学びたい人に学ぶ機会を等しく提供している」と打ち出していくことは学校経営の広報戦略として重要だと思います。保育を必要とする学生が何人いるかはわかりませんが、教職員への保育サービス提供を含め「この大学は多様性を認めてくれる大学だ」という姿勢が発信されていれば、学生から選ばれる可能性を広げることにつながると思います。
地域に開かれた、多様性を認める大学を目指すにあたっては、神戸市外大だけではなくUNITYの共同事業として運営することも考えられるのではないでしょうか。ニーズに応えて対応するというスタートであっても十分にアピールできると思います。
急速な少子化の進展に伴い、大学間の学生確保の競争が激化することが予想される中で、特色のある外国語大学として、学生から選ばれる大学であり続け、質の高い学生を確保することは、大学経営の重要な課題だと思います。神戸市外大の特色を活かしながら、周辺校とも連携を図り、学習環境や学生生活の質の向上を目指していくべきと考えますが、ご見解をお伺いします。

(再質問)
我が家の隣の神戸学院大学には、ホテルが運営する食堂があります。一般の方にも開放されていて、子連れのお母さん方、地域のご夫婦など多くの方々が日々利用されています。並んでいる兵庫医療大学も神戸学院大学とも学生食堂も一般開放されています。
先ほどの保育ニーズへの対応や、一般利用可能な食堂など、UNITYの共同事業として検討してみてはいかがでしょうか。最近若者に人気のある健康志向の食堂などもいいかもしれません。
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留学生支援について
(1)留学生会館の見直し
留学生会館は、平成3年に開設されたものの老朽化が進んだため、改修工事を行うとともに、日本人学生も入居し、入居者同士で国際交流ができる学生用住宅として再整備すると伺っています。日常生活の中で国際交流ができるよい取り組みになると思います。私もアメリカ留学時代には、寮でアメリカ人のルームメイトと二人で生活し、大変良い経験をしました。どのような方針で、日本人学生と留学生を受け入れていくのか、まずお伺いいたします。

(再質問1)
 今後も留学生を積極的に神戸市に受け入れ、国際交流を促進していくためには、リニューアル後の住宅の入居に留学生優先枠を設けてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。ます。

(再質問2)
 現在の留学生会館の家賃は単身用で私費留学生24000円、国費留学生30000円ですが、すまいまちづくり公社が運営している学生用住宅の家賃は、35000円から61000円と現行の留学生会館の家賃より高額だと伺っています。
 留学生も家庭の事情がそれぞれに異なり、経費に心配なく留学生活を送れる学生ばかりではなく、切り詰めて生活している学生も多いと聞きます。家賃の値上がりは、大変な負担になるのではないかと心配ですが、家賃設定についてはどのように考えているのでしょうか。

(再質問3)
今までの家賃保証制度からの転換を図る目的であることは理解しますが、一定の条件をつけた家賃補助制度などは考えられるのではないでしょうか。神戸市留学生奨学金も要件の見直しがされています。あわせてお伺いします。
(2)留学生のネットワークづくり
神戸にきた多くの留学生は、神戸での留学経験が本人にとっての財産となるだけではなく、帰国後、国際的に活躍する人材となって本国と神戸をつなぐ懸け橋となるなど、神戸市にとっても貴重な人材となることが大いに期待されます。これまでにも、卒業後も神戸とのつながりを持ち続けてもらうために、OB,OGに会報誌や名簿の送付を行っていたということですが、ようやく昨年同窓会組織を設立したと伺いました。留学生と長く交流を続け、友好関係を築き、神戸の応援団として海外で神戸のPRを積極的に進めてもらえる人材を増やすために、この同窓会組織は重要な役割を果たすと思います。今後どのように同窓会組織を育てていくのか、ご見解を伺います。
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姉妹都市との国際交流
(1)マルセイユ市との姉妹都市55周年事業
昨年11月にマルセイユ市国際担当助役とお目にかかりました。マルセイユ市は多くの都市と友好、姉妹都市提携をしてきたけれど、実のない提携には終止符を打ちたいと考えて全都市見直しをしたとのことでした。これまでの友好親善交流だけではなく、今後はビジネス交流を主眼とした関係を深めたいという強いマルセイユ市の要望を伺い、私達の想いと同じだと意を強くしました。昨年2月に策定した神戸市国際戦略においても、相互にメリットある経済交流、実質的成果を生み出す交流への転換を進めることとされています。
 マルセイユ市が神戸市の姉妹都市であることさえも市民の中で認知度は大変低く、大変残念に思います。この節目の年にあたっては、相互にメリットを感じられる交流の企画立案が求められます。
 ビジネス交流主体の相互訪問事業を実施するにあたっては,神戸市が主体的に企画をするべきだと思いますが、現時点で、どのような交流事業を計画されているのかお伺いします。
 また,マルセイユ市には神戸市が指導して作りあげた日本庭園があります。神戸においてもマルセイユに関するイベントを企画し,企業や市民,学生などに広くマルセイユを知ってもらうための仕掛けが必要ではないでしょうか。どんな方法で、マルセイユ市との歴史ある交流を神戸市民にアピールするのか、お伺いします。

(再質問1)
マルセイユ総領事館では毎月,日本を紹介するイベントが開催されており,多数の人が訪れ賑わっていると伺いました。総領事からは、マルセイユ市と神戸市の55周年にあたって大いに協力したいとお申し出がありました。総領事館の協力も得て、姉妹都市フェアとして,神戸を紹介するイベントを開催してもらうよう,マルセイユ市に要請してはどうでしょうか。

(再質問2)
 このたび日仏友好神戸市会議員連盟を立ち上げることになりました。フランス総領事館はパリと姉妹都市関係にある京都にあるので、7月14日のパリ祭は京都でのイベントが計画されています。それに加えて今年は、マルセイユ市との55周年に絡めて、神戸でも7月21日に開催してくださると伺いました。フランス総領事館やフランスにゆかりのある企業の方々のご協力を得ながら、直接の姉妹都市関係だけにこだわらず、機会をとらえて積極的な国際交流を進めていくべきだと思います。
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